書籍『見えない地球の暮らし方~見えない・見えにくい人のリアルな日常レポート集~』発行のお知らせ

主催元・情報提供元: 公益社団法人 京都府視覚障害者協会

内容の概要

京都府視覚障害者協会発行のメルマガ色鉛筆は、月2~3回無料で全国にメール配信しています。見えない見えにくい当事者が、日常の中のあれこれをあるがままにレポートしています。

このたび、福祉やITの外側におられる方にも当事者発信ならではの情報を届けたいという思いから、色鉛筆の書籍『見えない地球の暮らし方」を発行しました。

内容の詳細

京都府視覚障害者協会では2013年11月にメルマガ色鉛筆を創刊しました。月2~3回無料で全国にメール配信しています。見えない見えにくい当事者が、日常の中のあれこれをあるがままにレポートしています。

このたび、福祉やITの外側におられる方にも当事者発信ならではの情報を届けたいという思いから、色鉛筆の書籍『見えない地球の暮らし方」を発行しました。制度、工夫、歩行、教育、結婚、余暇、弱視ならではの困りごと、あるある失敗談などの体験レポートを収録しています。

また、カラーの16ページでは様々なイラストを通して、見え方見えにくさ体験を提案しています。コントラストの有無、目印の有無、輪郭の有無、線と面、赤と緑、まぎらわしいもの、ゆっくり目を動かして見たいものを探す、文字の上に色付きで線が引かれている場合などさまざまな見る素材を掲載しています。また、いろいろな文字フォントで見え方、見えにくさを体験していただき、同じ書体で通常と白黒反転での比較を提案しています。さらに、見るだけではなく読む場合には、行たどりを含めてどれが読みやすいかを比較していただくページもあります。見る場合と読む場合の比較、支援機器を使う場合と使わない場合で、自分に適した文字フォントはどれかなど、いろんな条件下での体験素材としてご活用いただけます。

章ごとにアイキャッチのデザインを変えることでページ移動をガイドし、レポートごとに使用フォント名を記すことで、読みやすさの比較を提案できるようなページデザインを試みました。

A4サイズ カラー、大きめフォントや白黒反転ページを含む全192ページ、レポートからリアルな事例を、見る読む体験から自分の見え方見えにくさを知る機会をお届けします。

本書は全国の眼科へお届けし、患者さんへの配布協力、または眼科ケアに関わる方にご活用いただいています。また、教育関連の皆様には、職員と保護者の皆様に、福祉の支援者の皆様には、相談や支援の場面で、関連機関への配布などにご活用いただいています。

当事者の皆様には自分用、お仲間さん用、職場など周囲への啓発、またかかりつけの眼科へ配布などのご活用をいただいています。

テキストデータ、電子書籍を製作中です。また、音声デイジー、テキストデイジー、点字データなどの製作も依頼中です。完成進捗情報は色鉛筆書籍のページにてお知らせします。

書籍ご希望の方は、以下のリンクより詳細をご確認願います。

『見えない地球の暮らし方』ホームページはこちら

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問合せ:京都府視覚障害者協会事務所 担当 奥田まで
電話 075-462-2414
メール iroenpitsu-hensyubu@kyosikyo.sakura.ne.jp

詳細を掲載しているサイトのURL:

http://kyosikyo.sakura.ne.jp/contents/read/id/451