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ポスター活動
P-A-3
京都府におけるアウトリーチ活動(1)

○野﨑正和(1)、田井太加次(2)、田伏久士(2)、牧和義(1)
(1)京都ライトハウス・鳥居寮、(2)京都視覚障害者支援センター

●京都府内は大きく分けて、以下の三地域に分けられる。
(A)京都市を除く、それ以北の日本海に至る広大な北部地域、
(B)京都市を除く、それ以南の比較的コンパクトにまとまった南部地域、
(C)政令指定都市である京都市域、

●それぞれの地域の特徴としては、
(A)北部地域:エリアが広大なことと交通機関の不便さなども相まって、全体的に過疎化及び高齢化が進行しており、視覚障害者を取り巻く環境も一段と厳しいものとなっている。そのため、地域全体での取り組みが始まっている。
(B)南部地域:京都・大阪の大都市圏への通勤圏内という環境のため、交通機関も北部と比較すれば充実しており、視覚障害者へのアウトリーチ活動の実践や活動拠点の実現などにも大きな成果を上げている。
(C)京都市域:視覚障害者を対象とした支援施設は、そのほとんどが京都市域に存在する。なかでも視覚障害者への専門的相談支援の充実度は全国屈指のものであろう。また、京都市行政当局の視覚障害者福祉に対する予算措置等の支援施策も、これまでは伝統的に手厚いものであった。しかし、近年は非常に厳しいものとなってきている。

●上記の三地域でのアウトリーチ活動としては、京都府・市の単費事業により、
(A)(B)の京都府域では京都視覚障害者支援センターの生活指導員派遣事業(担当者2名)及び京都ライトハウス鳥居寮の訪問訓練事業(担当者2名)。
(C)の京都市域では京都府視覚障害者協会の中途失明者生活指導員派遣事業(担当者3名)及び京都ライトハウス鳥居寮の訪問訓練事業が行われている。

●これらの活動について今後順次報告していければと考えているが、今回はそのうち最も状況の厳しい(A)の北部地域での活動状況と新しい取り組みについて報告したい。

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