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ポスター活動
P-A-4
仙台・宮城版スマートサイト推進委員会の「活動方針」と「規約」について

○佐渡一成(1)、阿部直子(2)、善積有子(2)、笹山夕美絵(3)、菅原美保(3)、金井政紀(3)、小澤聡(4)、中澤由美子(5)、小泉大介(6)、陳進志(7)
(1)さど眼科、(2)アイサポート仙台、(3)日本盲導犬協会スマイルワン仙台、(4)宮城県視覚障害者情報センター、(5)宮城県立視覚支援学校、(6)㈱トラストメディカル、(7)あさひがおか眼科

【はじめに】
昨年の本会で、「最近は新たに利用した眼科の増加が少ないので啓発を強化する予定であること、リーフレットを新しくカラフルなものにすること、コーディネーターを2か所から3か所に増やしたこと」を報告した。さらに宮城県立視覚支援学校にもコーディネーターとしての参画を働きかけていたなかで、各地でスマートサイト活動を行っているグループにとっても有用だと思われることを教えていただいたので共有する。

【経緯】
昨年6月3日に視覚支援学校の校長・教頭を訪ね、スマートサイトの趣旨とコーディネーターに加わっていただきたいことを説明したところ賛同いただいたので、12月22日には校内の全スタッフを対象にスマートサイトについて理解を深めるための研修会を行った。その後、仙台・宮城版スマートサイト推進委員会(委員会)は任意団体であっても、正式に視覚支援学校と連携して活動するためには委員会側が「運営方針」や設置要綱や事業の規約等を作成し,委員会の役割や名簿を整備することが望ましいとの助言を1月25日にいただいた。

【結果】
宮城県立視覚支援学校も4月からコーディネーターに加わる予定になった。また、委員会の「活動方針」と「規約」のたたき台を1月27日に試作しメンバーに提示した。「活動方針」と「規約」の作成には同意を得たので、今後メンバー間で議論を行い完成させる。

【結論】
全国各地にスマートサイトが広がりつつあるが、地域ごとに中心メンバーは異なっているのが現状である。視覚支援学校(盲学校)、視覚障害者情報センター(点字図書館)は各都道府県に存在するので、これら公的な組織が中心メンバーとして参画すれば全国各地活動が安定することが期待できる。組織やメンバーがそろえば支援活動が充実するわけではないが、組織やメンバーがそろわなければ充実した支援は行えない。組織やメンバーがそろった上で連携しながら支援の質を高めていくことが必要である。また、任意団体だとしても公的な組織と連携するためには「活動方針」と「規約」は作成しておくことが望ましい。

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