2003年3月25日
会員各位
視覚障害リハビリテーション協会
会長 原田 良實
研修事業実施報告書について
時下、会員の皆様におかれましては、ますます御清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、視覚障害リハビリテーション協会では、2002年度研修事業として日本ライトハウス情報文化センターが主催した「視覚障害者パソコン指導法講習会」を助成いたしました。その実施報告書が届きましたので、会員の皆様に別紙の通り御報告いたします。
来年度も引き続き、研修事業として会員の皆様からの発案・企画を助成する予定ですので、当事業をご活用ください。
研修事業実施報告書
記入日 2003年2月26日
実施者氏名:岡田 弥
所属:社会福祉法人日本ライトハウス 盲人情報文化センター
住所:〒550-0002 大阪市西区江戸堀1-13-2
電話番号:06-6225-0035
FAX番号:06-6225-0015
Eメールアドレス:enjoy@lighthouse.or.jp
実施事業名:視覚障害者パソコン指導法研修会
(テーマ) 視覚障害者のパソコン利用
実施時期:2003年1月29日(水)13:00〜1月31日(金)15:00
実施場所:日本ライトハウス盲人情報文化センター9階ホール
事業報告:
(事業概要)
参加者は13名で、大阪府から4名の他、福島、石川、神奈川、滋賀、京都、岡山、島根、熊本、沖縄から各1名でした。うち、会員は7名、非会員が6名でした。
初日はパソコンサポートに関する概論的な説明を、2日目は具体例を交えてのサポート・指導場面での留意点やパソコン利用の可能性、各参加者が現在直面している問題点などを話し合いながら進めました。3日目は実際の指導場面を設定して模擬授業を行ない、それについての意見交換の場を設けました。
いわゆるソフトの操作法を講習するというのではなく、指導の際の考え方や教え方のテクニックを伝えることを目的としていましたが、視覚障害者に直に接する立場にいる参加者が多く、意図したことがかなり伝わったと感じました。
(参加者感想・意見)
講習後、何人かの参加者から感想をもらったので、そのいくつかを抜粋で紹介させてもらいます。
こういう講習会は始めてで少し緊張しましたが、岡田さんの講義やその他、受講された方との話を通して、迷っていた部分がかなり解決できそうなので、参加してよかったなあ…と思いました。でも、これからもわからないことは沢山でてくると思うので、今後ともよろしくお願いいたします。
初日に岡田さんが「こんな講習会はしたくない」と言われましたが、わたしは「こんな講習会」を半分アテにしていたところがありましたので、正直、受講を申し込んだのはまずかったかな、と思ってしまいました。しかし、パソコン講習なんて、もやもやと、どこからつつけばいいのか何もわからない状態でしたが、3日間大阪に通って、少なくとも何を考えてパソコン講習を企画したらいいのか、少し交通整理ができたように思います。
これはパソコン講習に限ったことではありませんが、何を大切にすべきか、その根っこのところが押さえられた講習会だったように思います。その根っこを再確認できて、参加できてとてもよかったと思います。
講習の形式について気づいたことを上げてみます。
1.机の配置を工夫しては?
参加者を二つか三つの小グループに分け、対面して座れるような机の配置にした方が、参加者相互の交流をより促進できたような気がします。
2.アイスブレイキングやグループ討議をもっと活用しては?
初対面の参加者どうしですので、研修当初は緊張がとても強かったと思います。アイスブレイキングを使って緊張を和らげたり、あえてグループで意見交換をさせる時間を持ってもよかったのではないでしょうか?
3.模擬計画立案の実習を行っては?
岡田さんは、繰り返し「指導法だけがパソコン指導のポイントではない」とおっしゃっていました。私も同感です。パソコンはあくまでも自立や社会参加の「道具」であり、その学習自体が「目的」になってしまうのはよくないと感じています。ただ、参加者の多くが、「なにをどう教えたらいいの?」という疑問を持っていたようですので、「電子メール」や「ブラウザ」など参加者にテーマを選んでもらい、全10回の講習プログラムを立案してもらうなどの実習を取り入れてもよかったのではと思います。