第17回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 報告


1.研究発表大会をおえて

大会長 原田 敦史

 四年ぶりの単独開催、新しい一歩となる研究発表大会が無事に終了しました。
 私自身が大きな大会を担当するのは初めてであり、また合同会議の日程上準備期間がそれほどなかったため不安を感じながらのスタートでした。また 3年間の合同会議を経ての久しぶりの単独開催、加えて東北仙台での実施という初めての地方開催ということもあり、どれほどの方に参加してもらえるのか、本当に手探りの中での準備だったように思います。
 しかし、実際に開催してみると参加者221名(うち会員143名)と、単独開催していたころとそれほど変わらない多くの方々に参加していただきました。発表演題も教育講演 1題、シンポジウム 3題、ワークショップ 8題、口頭発表12題、ポスター発表27題の合計51題と盛会のうちに終えることができました。
 プログラムの関係上、朝早くから実施したシンポジウムもありましたが多くの方に参加していただくことができました。またグループに分かれてのワークショップ等は一つ一つ充実した時間を過ごしていただいたようでした。去年までの合同会議とは違った、しかしながら熱気あふれる充実した大会だったと思います。
 また大会終了後は地域おこしプログラムということで症例検討会等実施しましたが、こちらも地域の方を中心に50名以上の方が参加され熱気あふれるものとなりました。
 今回参加された方はどのような印象をもたれたでしょうか。私が感じたことは「単独開催もいい」ということです。私自身とても楽しく参加することができました。久しぶりではありましたが、視覚障害リハビリテーション協会の雰囲気というか色が出ていた大会ではなかったでしょうか。それと同時に視覚障害リハビリテーション協会の必要性を再認識した大会でもありました。
 来年は「高知」での開催です。また新たな一歩を踏み出す大会になるかと思います。皆さんと高知であえるのを楽しみにしています。


2.地域支援座談会「生活ニーズに向き合う地域支援」 報告

小田島 明

 この座談会を開催する契機となったのは以下の二つの疑問からでした。ひとつは、公的なリハビリテーションサービスが乏しい現状の中にあって、当事者からそれを問題とする声があまり聞こえてこない。「サービスが皆無に近い状態なのにも関わらず、視覚障害者はなぜ必要だという声を出さないのか」という点です。
 当事者に必要とされる地域支援とは何か、特にリハビリテーションサービスという視点で、我々専門家と呼ばれる者達は当事者の生活ニーズにはたして応えているのか、これが次の疑問でした。
 これらの点を当事者の立場で登壇いただいた新井さんは、「自身の障害理解を支えてくれる支援」が必要であることを主張され、「歩行や点字の訓練を受けているが、生活訓練を受けた覚えがない。」と発言されたことが印象的でした。
 また、奥さんは、職場や家族といった身近な人に見えない状態を伝えることの難しさや、妻として、母として悩み、家族との葛藤があったことを切々と語っていただきました。
 お二人と呼応するように、阿部さんは、「自分の視機能の状態を理解することができない。」ことに付き合っていくことの必要性を強調し、同じ経験をしている人との関係性構築や共感できる場・機会の確保を支援する必要があると発言されています。
 また、阿部さんは、このような支援と具体的な訓練などの取組を通じ、一人一人の「自信を持てる生活レベル」を目指すことが支援の根幹であることを示唆しています。
 吉野さんは、専門家と当事者の関係について、始めに専門家の「訓練」があるのではなく、丁寧にどんなニーズでもキャッチし、ニーズを掘り起こして行き、これと向き合い解決する過程を共有することで、身近なところから改善されるのだということを専門家は当事者へ示していく必要があると述べています。
 座談会では、この他たくさんの具体的な経験や課題を4人の方から提示していただきました。会場の皆さんにどのように響いたか、多分何かしかのヒントを受け止めたことと思います。自らの仕事を検証し、自らの感性を確認する意味でこのような機会は今後も必要であると感じた次第です。


3.福祉機器展示会 報告

 例年通り、研究発表大会に併設して福祉機器展示会を開催しました。
 今回は展示会場のスペースを広く取ることが出来ず、出展企業・団体数は、21社・24小間と、こじんまりとした展示会となりました。来場者数は1日目195名、2日目146名でした。


4.研究発表大会に参加して〜参加者からの感想〜

(1)教育講演「拡大協会書の“あゆみ”と“これから”」
教科書バリアフリー法について思う〜教育講演を聞いての感想〜

 ボランティアの作成した拡大教科書に関しては、著作権法改正と供与無償化によって問題が解決したかのように思われがちである。しかしながら、需要が供給に追いつかず、ボランティアの拡大教科書作成能力はその限界を超えている。その状況を解決するために制定されたのが教科書バリアフリー法であり、拡大教科書作成に関する国の責務を明確化したその点においては画期的な法律である。ただし、同法は「国の努力義務」を示したのみで法的拘束力がゆるいこと、高校の教科書が同法の対象からもれていること、理療科のデイジー図書が同法の対象からもれていることなど、問題点もあることを宇野氏は述べていた。
 宇野氏の講演終了後、フロアから、「拡大教科書を使って学習している群と視覚補助具等を使用して普通の教科書で学習している群とを比較すると、普通の教科書で学習している群のほうが学力は高いと言う研究結果がアメリカ合衆国では示されている。その研究結果に基づき、アメリカ合衆国のいくつかの州では拡大教科書の支給に対して見直しムードが出てきている」との指摘があった。
 私はこの指摘を、障害児における学校選択のあり方とダブらせながら聞いていた。学校選択に関する障害児及び保護者の希望は、「地域の普通校志向」が強いのは事実である。その一方、専門性を求めて特別支援学校に入学してくる障害児がいるのもまた事実である。大切なのは、「どちらが良いか」ではなく、「どちらかを選べる」ことだと私は思う。
 宇野氏はこの指摘に対して、「(拡大教科書については)どちらの器も用意して、それを選べる状態があるほうが良い」と答えていた。「選べる」というキーワードを使った宇野氏の答えを聞いてホッとしたのは、私だけであろうか?(ただし、このフロアからの指摘も正鵠を得たものであり、否定されるべきものではないことも老婆心ながら付記しておく。)
(新谷 佳伸)


(2)ワークショップ「中途視覚障がい者のためのセルフヘルプグループ −グループ体験とそのすすめ方−」
 ワークショップの部屋は机はなしで、椅子だけが車座状態にセットされていた。参加者は30名あまりで、希望者10名が真ん中でグループ体験、残りの参加者は周囲で見学という形でセッションが始まった。ワークショップ実施者の田中桂子氏(橋村メンタルクリニック、Kinki-ビジョン・サポート)から簡単な注意と体験時のルールの説明を受けた後、グループ体験となった。
 グループ体験では最初に自己紹介をし、「なぜこのワークショップを選んだか」ということをテーマに思うことを話した。40分ほどの体験時間の間に、それぞれ一通りの発言があったが、あまり活発に言葉が飛び交う状況ではなかった。それでも、後の感想では、多くの体験者が「聞いてもらうことで落ち着く」「話すことの大切さがわかるような気がする」と答えていた。
 その後、セルフヘルプグループの説明へと移った。自分の思ったことを人に話し、他人の言うことを聞くことにより、自分をわかっていくというのがセルフヘルプグループというふうに理解できた。ファシリテーターは、よき聞き役であり舵取り役という位置づけであり、ファシリテーターの能力によっては他者を攻撃する内容もOKとすることもあるとのことであった。現在、Kinki-ビジョン・サポート(ワークショップ実施者の団体)で行っているセルフヘルプグループでは、特にテーマを設けずに「今感じていることを話してください」という形で、視覚障がいのある勤労男性のセルフヘルプグループを実施しているそうである。
 私も、Kinki-ビジョン・サポートには属していながら、これまで実際の場面を見たことがなかったので、よい経験ができたと思う。ただ、体験時間が非常に短く、体験自体はやや未消化の部分があったこともあり、もう少し時間の余裕を持って体験できればとも感じた。
(岡田 弥)


(3)ワークショップ「もっと電子レンジ調理を知ろう!」に参加して
 このワークショップは、実際に普段電子レンジ調理の教室を開いている金沢さんと田中さんが行った。お二人とも実際に現場に立っていらっしゃる方であり、かつ金沢さんは視覚に障害をお持ちであったため、ワークショップで話された内容は非常に現実的で参考になるものが多かった。
 前半では主に二つの視点から話があった。一つめは視覚障害者が電子レンジ調理をする上での工夫や注意点。二つめは調理をする際に晴眼者が配慮するべき視覚障害者への支援方法である。またその他にも、金沢さんから参加者に対して「この調理方法に対して更に良い方法を思いつく方はいませんか?」と声がけをしたり、逆に参加者から質問があがったりと、教室全体でより簡単で分かりやすい調理方法について意見交換する場もあった。
 後半は参加者の中から希望者 4名を募り、電子レンジで金沢さんお薦めの「油揚げと小松菜の煮浸し」と「牛乳から作るカッテージチーズ」を調理した。この四名は二人で1ペアとなり、一人がアイマスクを付けて視覚障害者、もう一人が支援者を担当。前半の説明を参考に電子レンジの使い方から食べるところまでの一連の流れを行った。実は私もペアを組み、「牛乳から作るカッテージチーズ」を体験させていただいた。私はアイマスクを付けて体験したのだが、普段行っている牛乳パックを開けたり、サランラップをかけたりといった動作に苦戦した。他にも、私に対して机の高さが不十分で自然に手を動かすことができなかったり、分量に対してボウルが小さくて移すことに不安を感じたりした。調理としては臭いが途中で変わるのが面白く視覚障害児向けだと思った。
最後には全員で試食会や、今回の料理も含む4品のレシピの配布等もあった。金沢さんも田中さんも電子レンジ調理において日々試行錯誤しているようで、今回はその貴重な体験談や説明を聞くことができ充実した時間となった。
(加藤 裕子)


(4)ワークショップ「移り変わる交差点環境における歩行訓練の今後」
 日本では1970年に歩行訓練が始まり、ほぼ40年が経過している。その間、視覚障害者の移動を取り巻く環境は変遷し、交通環境も大きく変化しててきた。従来の歩行訓練で教授していた手がかりの種類や利用、技術の有用性にも影響が出てきている。様々な視覚障害者支援設備の敷設も進んでいるが、交差点横断は依然危険で難しい課題となっている。
 この課題について、『不慣れな交差点を横断する際の問題点を明らかにすること』と『それを踏まえて今後の訓練カリキュラムについて議論をすること』の二つのテーマで進めることになり、今回と次回の2回に分けてワークショップを実施することとなる。
 清水さんから「交差点横断の手順と注意点」が説明された。ついで、村上さんからは、『トリップ途中に出くわした何の事前知識の無い交差点横断』についての話であった。交差点では『交差点の存在、形状』『横断歩道の有無』『信号の有無』『交通量』『対岸の状態』など12個にのぼるタスクの把握が十分でないと事故の可能性が大きくなるということである。田内さんは、『交差点環境の推移を点字ブロックを中心』に話された。視覚障害者は縁石を使うと方向を間違えることがあり、点字ブロックを利用することが方向の手がかりになることを知った。しかし、敷設方法に問題があるのではないか。手段である移動が、到着という目的を上回る負荷になってしまうことは良くない。大倉さんは、『直進歩行に関する話題』であった。交差点横断において、点ブロ・音響信号・エスコートゾーンの敷設が進んでいる。エスコートゾーンは8割の人が役立つという答えを出している。しかし、敷設するだけででなく、訓練がベースに必要であることは言うまでもないということである。
 4名の話のあと、参加者からも意見が出された。「点字ブロックの敷設の仕方で、無駄な方向転換をしているのではないか」「音響信号に対する苦情」「村上さんの12のタスクの中では何が重要なのか」というようにフロアから積極的な発言があった。ただ、時間の都合で深く話すことは出来なかった。
 訓練で想定をした場面は、現実の一部であり、現場現場で応用をすることで対応をするしかない。これまでは環境を変えることが出来ず、人が適応をするしかなかったが、今は環境を変えるように言えるようになった。それを言わなければいけない。訓練士が代弁者にならないといけないという言葉が印象的であった。
 次回のワークショップへの繋がりに期待を持つことが出来たワークショップであった。
(金井 政紀)


(5)ワークショップ「触地図作成システム(Windows版)について」
 三橋一文さん(国土交通省国土地理院地理空間情報部情報普及課)により、国土地理院が取り組んでいる触地図作成ソフトの紹介がおこなわれた。
「触地図作成システムの目的」
 今回のシステムは、視覚障害者本人というより、その周辺にいる人達が触地図を作成することを目的として作られている。
「触地図作成のしくみ」
 国土地理院がインターネットで公開している白地図のデータを利用し、地図原稿をダウンロードする。地図は立体コピー機に対応しているため、立体コピー機の設備があれば、どこでも触地図を作成することができる。国土地理院では、各地の盲学校などに触地図作成システムを紹介しながら、意見聴取をおこなっている。
「作成方法」
 国土地理院が公開している日本国土の白地図から、必要な地域を拡大し、印刷することで触地図原稿を作成することができる。原稿を作成する際に、必要な地図記号などを選ぶことができるので、余分な情報をのぞいて、目的にそった地図を作成することができる。
 以上が、触地図作成システムのおおまかな内容だった。
 その後、参加者を交えて意見交換がおこなわれた。
視覚障害者自ら、旅行の目的地の住所や番地を打ち込んで地図を作成できないか、という意見や、歩行訓練で使うための地図として使えないか、などなど、多くの意見や感想がでていた。
 自分自身、国による触地図についての取り組みが、ここまで進んでいるということを初めて知った。三橋さん自身も、視覚障害や触地図に関する勉強をされており、説明のなかでシステムだけ作れば解決するものではないということを強調されていた。
 最後に、今回のワークショップで印象に残った場面があった。
 触地図作成システムで作った地図の紹介中、参加者のお一人から、これでは細かすぎて読めない、という意見があった。視覚障害者ご自身が発言されたこの意見は、今回のワークショップのなかでとても大切な意味があったと思う。
 三橋さんも、この意見に丁寧に答えておられた。触地図を説明する人と一緒に読むのが基本なので、地図だけを手渡して使ってください、というものではありません、ということだった。
 三橋さんによると、誰でも読める(使える)地図が理想だが、個人差があるため、ひとつの地図を、全員にとって分かりやすいものにすることは難しい。触地図作成システムが2割ほどの手助けをして、残りの8割は、地図を利用するかたにあわせたアレンジをおこなう、という使いかたが望ましいとのことだった。
 今回は触地図作成システムのみの紹介だったが、システムでできる2割の範囲と、残りの8割の比率を考えると、残りの8割を考える機会も必要だと感じた。
参加者は少なかったが、そのぶん一人ひとりが積極的に参加でき、中身の濃いワークショップだった。問題点や課題も多く指摘されたが、それを解決して、今後につながってほしい取り組みだと感じた。
(寺田 真也)


(6)ワークショップ「視覚障害者の就労支援について 連携と協力のあり方を考える」
 参加者60名余りには狭めの会場だったため、立ち見もでたような熱気溢れる会場で、まずは宮城労働局障害者雇用担当官である菅原さんから「宮城県の障害者雇用の現状」が語られた。その後、各パネリストからの話題提供が続いた。「眼科医の積極的関わり」をスタートとする「チーム支援」がキーワードであった。興味深かったのは、NPO法人タートル理事である工藤さんが強調されていた「好事例共有の大切さ」であった。各関係者が「好事例」を共有することが、当事者は無論のこと、「チーム支援」そのものを支え、ひいては「雇用側の不安」の解消にもつながり、「前向きな雇用継続」へと導く。つまり、「好事例の共有」そのものが、障害者雇用につなげるための大きな武器になり得るとのことであった。そのためにも、各事例の掘り下げも含めた「事例のデータベース化」が急務である。
 以上
(山本 和典)


(7)「ポスター発表レポート」
 ポスター会場では全部で27題の発表がありました。西日が差し込む会場で、まるで満員電車のように人がすれ違うのもやっと。発表している方々はもちろん、参加者の方々も汗だくになりながら、会場内だけでなく廊下でも熱い熱い暑いディスカッションが繰り広げられていました。
 これまで連続3回にわたるロービジョン学会との合同開催を経て、4年前の単独開催と比較すると、今回のポスター発表では画期的な変化があったと思われます。それは、盲導犬関連による発表の飛躍的な増加です。  4年前は1件のみであったのが、今年のポスター発表では5件と大きな変化がみられました。発表者、共同研究者の延べ人数は、1人から12人に増加しました。イベントやケース報告等、興味深いものが多くみられ、来年の研究発表大会では今回の続報が聞けるのではないかと筆者は楽しみにしています。
(鈴木 理子)


(8)「仙台・宮城 地域おこしプログラム」
  8月22日(日)本大会終了後、同じ会場において、地元企画として「仙台・宮城地域おこしプログラム」が開催されました。プログラム企画世話人は佐渡一成先生(さど眼科)、テーマは「ロービジョン」でした。15時45分から17時15分までの 1時間30分のプログラムが組まれ、約50名が参加しました。
 初めに、鈴鴨よしみ先生(東北大学)による基調講演「QOL評価の重要性」が行なわれました。QOL(Quality Of Life)の概念は幅広く、さまざまな解釈も可能なものだが、包括的尺度と疾患別尺度の二つの側面から調査票が作成されている。これを活用することにより、他疾患と視覚障害の比較、視覚障害の中でも疾患別の比較ができ、支援方法や、医療スタッフと患者のコミュニケーションなどに反映させていくことができる、といった内容であり、質疑応答の際には、具体的に活用するにあたっての注意点やその効果について質問が会場から挙げられました。
 次に佐渡一成先生から「症例検討会」として、佐渡先生が実際に診察された患者さんについて、数例を匿名で示し、相談内容とその対応についてお話され、症例ごとに会場の意見を求めました。会場からは、視機能の評価についてや、事後対応などについて意見が交わされました。
 地域おこしプログラムは初めての取り組みでしたが、地元仙台の方ばかりでなく、他地域の方々も興味を持って参加されていました。この地域おこしプログラムを前例に、その土地の特色を活かしたプログラムが今後も続けられていくことが期待されました。
(内田 まり子)


(9)参加者からの感想
 初めて参加させていただきました大会、とても中身が濃く、時間もびっしり、プログラム満載で、それでいて忙しくなく、大ホールでのシンポジュームと口頭発表がテーマ沢山で、初参加の私には収容しきれないほどのメニューでした。
 でも、その場にわが身を置けたと言うだけでも大満足でした。そして、沢山の出会いもあり、収穫沢山です。  ひとつだけ、要望したいです。
 視覚障害者のピアカウンセリングの現状をもっと知りたかったです。
 最後の座談会の場でピアカンのことに少し触れていましたが、私も障害を受けてまず最初は本人がそのことを受け入れて何かをしたいと思うことが一番最初だと思います。社会参加はその後のこと。それには同じ背景をもつ仲間、ピアの存在が欠かせないと思い、全国自立生活支援センターが主催する講座を受け、やっと認定書ならぬ修了書を頂きましたが、埼玉県では視覚障害者のピアカウンセラーの認知度がまったくと言っていいほどなくて活用できません。今回の大会でどのように捉えているかを知りたかったです。
 そして、触地図。
 私が3年ほど前より取り組んで地域で活用している触地図。仲間とイベント、行事に参加するとき、学校での福祉教育の教材として有効活用しています。まだまだ難問が沢山ありますが、研究者の方の努力の思いが伝わり将来の改善に期待したいと思います。
 このような大きな大会に参加させていただきましたこと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。


5.会場募金 報告

 大会会場受付にて、募金箱を設置しましたところ、参加者の皆さんからご協力いただきました。これに、懇親会費が若干割引になった分を3等分して、以下の金額となりました。
  岩手・宮城 24,628円
  中国・四川 21,437円
  ミャンマー 26,214円
 ご協力ありがとうございました。